2013年8月17日土曜日

「むかしMattoの町があった」上映会のご案内

山梨県の精神保健福祉を考える会では、昨年イタリア映画「人生、ここにあり!」自主上映会を開催してご好評をいただきました。
さて、このたびは「人生、ここにあり!」の背景となった、イタリアにおける精神保健福祉改革の父・フランコ・バザーリアの実話に基づく映画「むかしMattoの町があった」の自主上映会を開催するはこびとなりました。1978年、イタリアではバザーリア法の制定によって、次々に精神病院が廃止されました。この映画は「自由こそ治療だ」という画期的な考え方から、それまで病院に閉じ込められていた患者たちが地域に戻り暮らせるようになった時代に起こった実話が基になっています。
題名はC’era una volta la città dei mattです。「Mattoの町」は精神病院を意味しています。イタリア国営放送RAIと映画会社Ciao Ragazzi!が作ったこの3時間の大作は、2010年2月7日(日)8日(月)の夜9時10分から1時間半づつ二夜連続で放映されました。なんと、21%以上の高視聴率でした。今、ヨーロッパ各地で、南米のブラジルやアルゼンチンで、トルコで、イランで、自主上映運動が展開されています。

昨年の「人生、ここにあり!」に引き続き、今回も多くの方にご鑑賞いただくことによって、山梨でも精神障がいをお持ちの方が社会に再び参加していくことの可能性を広めたいと思います。今回も同時開催の「やればできるさメッセージ大会」で、活動している障がいをお持ちの方の生の声を伝えることによって、今後の県民全体に対する精神保健福祉に関する啓発活動の一翼を担うとともに、精神保健福祉における当事者活動・権利擁護活動の展開の一助としたいと思います。
みなさまのご支援とご協力をこころからお願い申し上げます。


「むかしMattoの町があった」上映会&「やればできるさメッセージ大会」
日時/2013年9月28日(土)・29日(日)
会場/山梨県立大学飯田キャンパスB館1階「講堂」
9月28日(土)・29日(日)*両日とも同じスケジュール
午前11時30分~ 開場(受付開始)
正午~ 開会
午後12時10分~午後1時50分 第1部上映(96分)
午後 1時50分~午後2時10分 休憩(20分)
午後 2時10分~午後3時50分 第2部上映
午後 3時50分~午後4時20分 メッセージ大会(30分)
~午後4時30分 閉会

  JR中央本線 甲府駅 南口 徒歩20分
  バス:甲府駅南口から山梨交通バス利用「飯田3丁目」下車徒歩10分

参加費/資料代として 1,000円(前売り・当日券の別なし)
事前登録/必要なし (当日直接会場においでください)

映画「むかしMattoの町があった」については、「バザーリア映画を自主上映する180人のMattoの会」ホームページをご覧ください→http://www.180matto.jp/

主催:山梨県の精神保健福祉を考える会
    バザーリア映画を自主上映する180 人のMatto の会
協力:イタリア国営放送RAI・フランカ&フランコ・バザーリア記念財団
    トリエステ精神保健局・大阪ドーナッツクラブ
後援:イタリア大使館・山梨県精神保健福祉士協会・公益財団法人住吉偕成会・
    山梨県立大学人間福祉学部    (他申請中)

問い合わせ /山梨県の精神保健福祉を考える会・上映会担当
山梨県甲府市住吉4-10-32Tel. 055-235-1521 住吉病院内 担当 小川・中谷

メールでのお問い合わせは下記メールアドレスまでご連絡をお願いします。

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